土壌汚染対策として私たちにできること

一度土壌汚染が生じると、人体の健康や生態系へ悪影響を及ぼしたり地下水汚染を招いたりしてしまいます。土壌汚染対策として私たちにできることはなんでしょうか。

 

STEP1. 使用製品にどのような特定有害物質が含まれているか(いたか)を知ることが大切!

 土壌汚染対策法で定められている特定有害物質の種類と主な用途は下記の通りです。

 

(出典:中小事業者のための土壌汚染対策ガイドライン(改訂版)、東京都環境局)

これらの特定有害物質が含まれた製品を保管、使用しているか確認するにはSDSが有効です。

SDSとは安全データシート(Safety Data Sheet)の略で、化学物質および化学物質を含む混合物を譲渡または提供する際に、

その化学物質の物理化学的性質や危険性・有害性及び取扱いに関する情報を、化学物質等を譲渡または提供する相手方に提供するための文書です。

製造会社のホームページ上で公開されているものも多くあるため、SDSの「組成及び成分情報」を調べてみるといいでしょう。

 

STEP2.土壌・地下水汚染の未然防止が必要!

下記の図のようにコンクリート床のひび割れや、表面被覆していない地表から有害物質が地下浸透する事例があります。

対策として床面は地下浸透を防止する構造とすることや、設備や床面の劣化・亀裂の有無を定期的に点検する必要があります。

 

(出典:地下水汚染の未然防止のための構造と点検・管理に関するマニュアル(第1.1版)、環境省)

 

まとめ

特定有害物質は様々な製品に含まれています。それらの製品を適切に取り扱うことで、土壌汚染を未然に防ぐことができます。まずは、身の回りの製品にどのような特定有害物質が含まれているか、調べることから始めてみてはいかがでしょうか。

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