- 地歴調査結果に基づき、土壌ガスや土壌を採取・分析し、土壌汚染の実態把握を行います。
Step1:調査計画
①調査対象物質の選定
土壌汚染対策法の特定有害物質26項目 より調査対象物質を選定します。また、必要に応じて鉱油類及びダイオキシン類を選定します。
②試料採取地点の選定
土壌汚染のおそれの分類に応じて試料採取地点を配置します。
Step2:試料採取と分析
特定有害物質の特性に応じて調査手法が異なります。
①第1種特定有害物質
ハンマードリル・ボーリングバーを用いて、採取孔直径15~30㎜、地表面から深さ1.0mを削孔し、土壌ガスを採取します。ガスクロ(GC-PID,FID,ELCD)を搭載した分析車を保有しており、採取後24時間以内の現地ガス分析を行います。
ハンマードリルによる削孔状況
テドラーバック法によるガス採取状況
ガスクロ分析状況
②第2種特定有害物質・第3種特定有害物質
ハンドオーガー・汚染専用ボーリングマシーンを用いて、採取孔直径80~100㎜、汚染のおそれが生じた位置(建物基礎底・配管底・ピット底など)から深さ50㎝までの土壌を採取します。採取後、計量証明機関にて土壌分析を行います。
人力による表層土壌採取状況
ECO-1による表層土壌採取状況
分析用土壌試料